お久しぶりです。かんなぎです。
最近寒くなってきております…。体調管理には充分お気を付け下さいませ。
今回はノベルゲームのシナリオを何故書くことに至ったのかということについて。
ノベルゲームと出会ったのは、2013年の神様アンソロでのことでした。
こちらはぼくがオリジナル作品で参加した初めてのアンソロでして…。
今では商業でバリバリ活躍されてる方も参加しており、割と凄いアンソロだと思います。
このアンソロは、書籍の他にDVDが付属しておりました。
DVDには音楽・ゲームなどが収録されておりまして、多分アンソロでは結構珍しいと思います。
ぼくも小説の他に音楽と日本神話検定なるものを出しました。こちらはいつか公開したいですね。
ノベルゲームと出会ったのはこの辺りかな…。
結構ノベルゲームを出してる方も参加しておりまして、このアンソロって。
今度Switch版が出るファタモルガーナの館の縹さんとかが寄稿されておりました。
そこからノベルゲームに触れるのですが…。
当時のぼくって、ノベルゲームにちょっとした偏見を持っていまして。
「文章だけでゲームって成立するの?」とか思ってたんですよ。
今思うとめっちゃ失礼な話なんですけど、まあ、ノベルゲームを何本かプレイしまして。
まあ、結構良い作品ばかりだったのかな…。
それで「これなら自分もゲームを作れる!」なんて烏滸がましいことを思ってしまった訳ですよ。
でも当然その頃ってイラストもいないしプログラムもいないし音楽もいない…。
そうなったら一人でやるしかねーべ、なんて思って気がつけば数年経過しておりまして。
やっぱり小説が身の丈にあってるな、なんて思っていた訳です。
そしたら、2018年の冬だったかな…。
「ノベルゲームを作りませんか」みたいなツイートを見かけて。
これは面白いぜ! なんて思っていて即応募したんですね。
数人規模で始まりましたが、あれよあれよと10人ぐらい集まりまして。
ノベルゲームのシナリオなんて一度も書いたことがない、いわばペーペーのぼくだったのですけれど。
「異世界転移風で、学生がダンジョンに挑む」という感じの指示で一日で書き上げました。
それが、シナリオ処女作となる「気づけばダンジョンにいた件」こときづダンでした。
出来上がった時は感無量でした。自分の書いた台詞を、喋っていると。
そう…、このゲーム、フルボイスなので台詞も喋っていただけるんです。
実は未だにそうなのですが、ゲームシナリオの書き方を習った訳ではありません。自己流です。
これは小説にも言えることなのですが、我流で書いております。
シナリオは最初小説で書いて、それをシナリオに落とし込むことをやっております。
そんなこともあって、きづダンのキャラには思い入れもあり…。
先日は公開1周年を記念した短編を書き下ろしました。
こちらからお読みいただけます。
きづダンのキャラを書いたのは1年ぶりだったのですけれど、結構すんなりかけましたね。
ぼくの小説の作り方にも言えることなのですが、ぼくはプロットを一切書いておりません。
良く言われるのですが、「天から降ってくる」んですよね…。
正確に言うと、テレビをザッピングしてる感覚で直ぐに違う作品に切り替えられます。
ただ、1作品を集中的に書きたいときは敢えてチャンネルを回すことはしないのですが…。
これはきづダン含め、ノベルゲームでも同じことだと思います。
ただし、現在開発中(だと思う)の死にゆく村を含め、いずれも原案があります。
明確に言うと、自分の原案は却下されております。
それはまたいつか、どういう形になるかは分かりませんが、出して行けたらなと。
他のライターさんは自分の企画書を通せているので、そこは羨ましいですが。
現在同時進行で進んでいる(はず)、ノベルゲーム第五弾(仮)についても同じです。
こちらは、初めて複数のライターでルートを分けて書いております。
今までは1ゲーム1ライターで書いておりましたが、今回は別なんですね。
というのも、企画の経緯が特殊なためなのですが…、これはまたいつか近いうちに出せれば。
昨年末にライターの募集を行い、その後ライターの方と打ち合わせを行いました。
プロローグに当たる部分と設定に関しては、ぼくが担当しています。
今考えると、初めて設定に手を出せたかもしれませんね。
設定は初めて現代をテーマにしました。ちょっと未来のお話しかもしれません。
ただ、元々は今年オリンピックがある予定で考えていたのですが…フィクションなのでご愛敬ということで。
キャラも個性豊かな面々が集まっており、舞台となる一つの島で大暴れ(?)します。
シナリオは共通ルート含め4ルート存在し、うち3ルートが内製です。
ということはボリュームは過去最高ですね。だって実質3倍ですからね。
共通ルートはそれ程長くないのですが、でも各ルートのお膳立てをしております。
この島はどういう島なのか、そこにはどういう人が生きているのか…書いていくのが面白かったです。
順調にいけばそう遠くない未来にお目見え出来る(はず)と思いますので、お待ちくださいませ。
それではまたっ。