2020年12月31日

いつもとは違う大晦日 〜ドラゴンメイド喫茶年末特別編2020〜

 ドラゴンメイド喫茶『ボルケイノ』。
 異世界の狭間にあるその喫茶店では、ありとあらゆる料理が提供されるという。
 それは、そんな喫茶店のとある一幕。


 ◇◇◇


 大晦日、午後一時過ぎ。
 今年は色んなことがあった……。感染症が世界的に大流行して、学校は完全にリモートでやることになった。今はパソコンとネット環境さえあれば何とかなるのだから、便利な時代だけれど、しかしながら、それは普段俺がやっているバイトにも影響を及ぼすのだった。
 今年の夏ぐらいに、メリューさん――ボルケイノの実質的な管理者――から、ボルケイノへのバイト自粛を要請された時はどういうことなのかさっぱり理解出来なかった。
 メリューさん曰く、

「そちらの世界ですら完治するかも分からない感染症を、こちらの世界に持ち込むのはリスクが高すぎる。せめて治療薬が見つかるまでは自粛しなさい」

 まあ、言いたいことも分かるけれど、てっきり密にもならなければ感染する可能性すらないと思っていたから、これは寝耳に水だった。
 クラスメイトでボルケイノでも一緒で働いているサクラ曰く、

「仕方ないよね……、私達がウイルスを持ち込まないとも限らないし」

 メリューさんが言うには、感染対策をしたところでそれは無意味だと言うのだ。そもそも、俺達の住む世界ぐらい技術が発達している世界は少なく、マスクを付けろだの距離を開けろだの消毒をしろだの会話をするなだのと言ったルールは、はっきり言って適用されないとのことだった。

「一応、そちらの世界に何か送ってやるから……。今年の年末はゆっくりと過ごしてくれよな」

 数日前、メリューさんが出した手紙――何処から出しているのだろうか――にはそんなことが書かれていた。
 そして、今。
 俺は段ボールを見て笑みを浮かべていた。

「いやいや……、何処から段ボールを確保したんだろうか……?」

 すっかりこちらの世界の知識を得ているメリューさんだったが、しかしそれはそれ。
 中身を見て、俺は少しだけ満足したように頷くのだった。
 今年はいつもと違った年末年始を迎える。
 せめて、来年にはまたいつもの皆と顔を合わせたいものだ、そう思って俺はスマートフォンを手に取った。


1月1日更新につづく
posted by 巫夏希 at 16:32| Comment(0) | 小説

2020年12月30日

2020年ももう少しデス。

こんばんは。かんなぎです。
今年もあと30時間ちょっとというところまで来ました…。
という訳で今年の総評をば。

先ずは創作から。
今年は…そうですねえ、色々と書いてきました。
けれど、一作品も完結しないまま年を越しそうです。結構久しぶりかも?

なろうでは毎月新連載を7ヶ月ぐらい連続でやっていました。
途中で7作品ぐらいローテーションで回しているときは「何やってんのこいつ?」となりました。
その後、カクヨムコンに集中するためになろうをお休みしています。

結局年内の復活は叶いませんでしたが…来年は動きます!
先ずはカクヨム連載中の亀とASKを宜しくお願い致します。
あ、大晦日も更新しますよ。未だ1文字も書いていないけれど。

次はゲーム。
ゲームは面白いですねえ。今年は面白いゲームが出ました(今年も、かな?)
ゼノブレDE、剣盾DLC、ゼルダ無双…。でも一番面白かった(遊んでる)のはガレ魔女ですかね。

2020年にPSVitaのソフトなんですよ。
PS5とかXBOX Series Xとか出ているこの時代に、PS4とPSVitaで出す日本一の潔さ。
Switchで出してもそんな悪く無さそうなのに、PSハード独占で出す辺りがまた…。

そんなPSVitaのPS Storeで発売日になっても更新されなかったので焦りました。
もしかしてVita版はパッケージだけ…!?なんて思っていましたから。
でもまあ、遊べたので良し。今はナチル編遊んでいますよ〜。プレイ時間は27時間ぐらい。

あと遊んでいるゲームだと、ゼルダ無双とか?
無双って、ちょっと好き嫌いあったんですけれど、やっぱりブレワイの百年後じゃ遊ぶしかねえよなあ…。
しかし、結構癖があるキャラばかりが揃っているような。あとチェッキー若いなオイ。チェッキー。

あとはクッパを買うと1000円のコードが貰えるってんで、クッパを購入してきたこととか?
桃鉄にするかサクナヒメにするか、未だ見ぬ任天堂ソフトに投資するか…などと思っておりましたが。
フォロワーさんの「ブレワイ無双どうです?」でそれを買うことにしました。

あとはLA-MULANA(スペル違うかも)とGood Job!を購入。
Good Job!はそれを買った数日後にセール始まるというね。もっと早く教えてよ!
今年はあんまり遊べなかったので、来年はいっぱい遊びたいな。

今年のゲームの話題といえばもう一つ。
オクトパストラベラーのソシャゲですね。未だそれぞれの極めし者?編までしかクリアしておらず…。
プレイ時間も20時間を超えております。いやあ、でも爽快ですよね。

オクトパストラベラーって、あれをソシャゲに落とし込むことが出来るのかな?なんて思っていたのですが。
思えばキャラが沢山出るから、ソシャゲ向きなんですよね…。FGOと同じじゃよ。
フレンド対戦とかそういうのがないのも、気楽で遊べて良いですよね。たまに課金しています。

ソシャゲといえばFGOについても少しは触れておくか…。
最近あんまりFGOに時間を使えなくて、今回のクリスマスイベントも放置してしまいました。
サンタカルナ、悪くなかったんだけれどな…。ヴリトラは手に入ったから良し。

来年からは、ソシャゲの出費を抑えようと思います。
というか今までが課金し過ぎてたんだよな…。この前ざっと課金額計算したら青ざめました。
金額は言いませんが、それがあればもっと何か出来ただろうな…。

今年も色々ありましたが、何とか年末年始を迎えることが出来ました。
昨年は喪中だったので、2年ぶりのお正月ということになります。
コロナは大変だけれど、今は前を向いて進まなければなりません。

来年は良い年になると良いなあ、なんて思っていますが、どうなるかは分かりません。
コロナが少しでも良い方向に進んでくれれば良いのですが…、こればっかりは何も出来ませんからね。
とにかく、今は感染しないように全力を尽くすだけなのです。

2020年もありがとうございました。そして、2021年も宜しくお願い致します。
2020年は、400万文字の執筆をすることが出来ました(12月30日現在)。
最高記録を3年連続で更新しておりまして、ここ4年で1000万文字は書いています。

順調にいけば来年、累計2000万文字の大台に乗ることになるでしょうが…それは何とも言えません。
来年のことを言うと鬼が笑うと言いますし、何せ執筆だけで生きている訳でもありませんので。
ともあれ、来年は1900万文字ぐらいになれると良いな、と思いつつこの日記を締めたいと思います。

それではまたっ。

※年末年始の大晦日・元日更新はありますので、是非チェックしてくださいねっ! それでは、良いお年を!
posted by 巫夏希 at 17:46| Comment(0) | 日記

2020年12月21日

ゲームシナリオを書くにあたって。

お久しぶりです。かんなぎです。

最近寒くなってきております…。体調管理には充分お気を付け下さいませ。
今回はノベルゲームのシナリオを何故書くことに至ったのかということについて。

ノベルゲームと出会ったのは、2013年の神様アンソロでのことでした。
こちらはぼくがオリジナル作品で参加した初めてのアンソロでして…。
今では商業でバリバリ活躍されてる方も参加しており、割と凄いアンソロだと思います。

このアンソロは、書籍の他にDVDが付属しておりました。
DVDには音楽・ゲームなどが収録されておりまして、多分アンソロでは結構珍しいと思います。
ぼくも小説の他に音楽と日本神話検定なるものを出しました。こちらはいつか公開したいですね。

ノベルゲームと出会ったのはこの辺りかな…。
結構ノベルゲームを出してる方も参加しておりまして、このアンソロって。
今度Switch版が出るファタモルガーナの館の縹さんとかが寄稿されておりました。

そこからノベルゲームに触れるのですが…。
当時のぼくって、ノベルゲームにちょっとした偏見を持っていまして。
「文章だけでゲームって成立するの?」とか思ってたんですよ。

今思うとめっちゃ失礼な話なんですけど、まあ、ノベルゲームを何本かプレイしまして。
まあ、結構良い作品ばかりだったのかな…。
それで「これなら自分もゲームを作れる!」なんて烏滸がましいことを思ってしまった訳ですよ。

でも当然その頃ってイラストもいないしプログラムもいないし音楽もいない…。
そうなったら一人でやるしかねーべ、なんて思って気がつけば数年経過しておりまして。
やっぱり小説が身の丈にあってるな、なんて思っていた訳です。

そしたら、2018年の冬だったかな…。
「ノベルゲームを作りませんか」みたいなツイートを見かけて。
これは面白いぜ! なんて思っていて即応募したんですね。

数人規模で始まりましたが、あれよあれよと10人ぐらい集まりまして。
ノベルゲームのシナリオなんて一度も書いたことがない、いわばペーペーのぼくだったのですけれど。
「異世界転移風で、学生がダンジョンに挑む」という感じの指示で一日で書き上げました。

それが、シナリオ処女作となる「気づけばダンジョンにいた件」こときづダンでした。
出来上がった時は感無量でした。自分の書いた台詞を、喋っていると。
そう…、このゲーム、フルボイスなので台詞も喋っていただけるんです。

実は未だにそうなのですが、ゲームシナリオの書き方を習った訳ではありません。自己流です。
これは小説にも言えることなのですが、我流で書いております。
シナリオは最初小説で書いて、それをシナリオに落とし込むことをやっております。

そんなこともあって、きづダンのキャラには思い入れもあり…。
先日は公開1周年を記念した短編を書き下ろしました。こちらからお読みいただけます。
きづダンのキャラを書いたのは1年ぶりだったのですけれど、結構すんなりかけましたね。

ぼくの小説の作り方にも言えることなのですが、ぼくはプロットを一切書いておりません。
良く言われるのですが、「天から降ってくる」んですよね…。
正確に言うと、テレビをザッピングしてる感覚で直ぐに違う作品に切り替えられます。

ただ、1作品を集中的に書きたいときは敢えてチャンネルを回すことはしないのですが…。
これはきづダン含め、ノベルゲームでも同じことだと思います。
ただし、現在開発中(だと思う)の死にゆく村を含め、いずれも原案があります。

明確に言うと、自分の原案は却下されております。
それはまたいつか、どういう形になるかは分かりませんが、出して行けたらなと。
他のライターさんは自分の企画書を通せているので、そこは羨ましいですが。

現在同時進行で進んでいる(はず)、ノベルゲーム第五弾(仮)についても同じです。
こちらは、初めて複数のライターでルートを分けて書いております。
今までは1ゲーム1ライターで書いておりましたが、今回は別なんですね。

というのも、企画の経緯が特殊なためなのですが…、これはまたいつか近いうちに出せれば。
昨年末にライターの募集を行い、その後ライターの方と打ち合わせを行いました。
プロローグに当たる部分と設定に関しては、ぼくが担当しています。

今考えると、初めて設定に手を出せたかもしれませんね。
設定は初めて現代をテーマにしました。ちょっと未来のお話しかもしれません。
ただ、元々は今年オリンピックがある予定で考えていたのですが…フィクションなのでご愛敬ということで。

キャラも個性豊かな面々が集まっており、舞台となる一つの島で大暴れ(?)します。
シナリオは共通ルート含め4ルート存在し、うち3ルートが内製です。
ということはボリュームは過去最高ですね。だって実質3倍ですからね。

共通ルートはそれ程長くないのですが、でも各ルートのお膳立てをしております。
この島はどういう島なのか、そこにはどういう人が生きているのか…書いていくのが面白かったです。
順調にいけばそう遠くない未来にお目見え出来る(はず)と思いますので、お待ちくださいませ。

それではまたっ。
posted by 巫夏希 at 14:24| Comment(0) | 日記